特別展覧会のお知らせ

         

奈 良

特別展 

聖地 南山城 

ー奈良と京都を結ぶ祈りの至宝ー

2023年7月8日(土)ー9月3日(日)

会場 = 奈良国立博物館 東・西新館

東 京

特別展 

京都・南山城の仏像

2023年9月16日(土)ー11月12日(日)

会場 = 東京国立博物館 本館特別5室


上記の両展覧会において、岩船寺の「普賢菩薩騎象像」が出陳されます!

今回の展覧会では南山城の仏像が多く出陳され、南山城の仏像を一堂にご覧いただける貴重な特別展となっております

※一部の共通作品をのぞき、展示作品数および構成は両展で異なります

普賢菩薩騎象像

平安時代

重要文化財

 現在は本堂内本尊脇に安置されているが、元来は三重塔内部に納められていた。寺伝によると智泉大徳作と伝わるが、智泉は画技にすぐれており、智泉様と呼ばれる画風でもって伯父である弘法大師の指導で騎象像を書写し、この図像をもとに藤原時代初期の仏師によって制作されたと考えられる。一木造りの彩色像で女性的な姿の当時代を代表する優品である

 この像は、法華経に説かれる六本の牙を持つ白像に乗る普賢菩薩で、法華経を信じる者を護持すると言われている